コオロギ

熟女と老人

立秋の8月7日に窓の外で初めてコオロギの声が。

立秋だから聞こえたのか?

いや、それまでは鳴いてなかった。

コオロギは知ってるんだろうか?

立秋を。

泣いてるんだろうか?

この星を?

こんなことで物思いにふける六十六歳猛暑の夏の夜。

昨日は宮崎で南海地震に関連するかも分からない地震が起きて元日の能登の地震を思い出し、寝つきが悪かった。

イランがイスラエルに報復すると言っている時にイスラエルがまたガザを爆撃。

長崎の原爆式典にイスラエルを招待しなかったからと参加しない国。

そしてオリンピックで喜び涙を流している選手達を誹謗中傷する人達。

どこ見てもキツイな。

現実は。

しかしこれが現実。

立秋に鳴いていたコオロギは昨夜鳴いていなかった。

どこへ行った?

いや、そこに居て暑さに嫌気がさして鳴かないのか?

そして加川良さんの「コオロギ」を思い出して聴いた。

♪ひとりぼっちで死んでコオロギのようになり

カラカラになってからっ風に飛ばされようか♪

嗚呼。

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